ご挨拶
日本社会心理学会第66回大会は,2025年9月20日(土)と9月21日(日)の2日間,東京大学(東京都文京区)にて開催することとなりました。
昨年度の日本大学における第65回大会は,オンサイト対面開催として準備を進めてこられた中,台風の影響により,急遽対面開催を取りやめる判断を要する事態になったこと,しかし,準備委員長の岡先生の迅速なご対応と関係各位のご尽力により,無事,大会が成立したことは,皆様もご記憶のことと存じます。第66回大会も対面開催を予定しておりますので,不測の事態が起こらないことを祈りつつ,準備を進めていく所存です。
プログラムとしては,コロナ禍発生以前の枠組みを踏襲しつつ,参加者の皆様が,楽しく活発に議論する場の提供を第一のミッションといたします。感染症の脅威が完全に消えたわけではありませんが,コロナ禍の経験を経て,オンラインの恩恵と共に,「直接,話をする場の重要さ」も,私たちは認識したところです。本大会が,新たな研究の構想,また研究活動に取り組むためのエネルギーを得る場となるよう願っております。
会場となる「法文1号館・2号館」は,登録有形文化財に指定されています。複数の建物のゴシック様式アーケードが直線状に並ぶ風景は,東大本郷キャンパスの中でも,有数の美しさを持つフォトスポットです。建物内部の老朽化は否めず,皆様にはご不便をおかけすることもあろうかと思いますが,伝統と歴史を感じさせる大学の建築物,さらには,本郷・湯島・上野など近辺の環境もお楽しみいただければと考えております。
第66回大会の運営にあたっては,前大会の試みを引き継ぎ,プロフェッショナル・コングレス・オーガナイザー(PCO)を導入する予定です。大会開催を引き受ける大学を探すことが困難な事情があるなか,主催校の負担軽減や持続可能な大会開催のあり方についても,考える材料を提供できればと思います。大会に参加された会員の皆様の忌憚のないご意見をお願いいたします。
本大会が皆様の有意義なインタラクションの機会となりますよう,準備委員会のメンバー一同,一生懸命に努力する所存です。開催地となる東京大学本郷キャンパスは,幸いにして,複数の最寄り地下鉄駅から徒歩数分と,交通の便がたいへんよいところに位置しております。多くの皆様のご参加を,心よりお待ち申し上げております。
日本社会心理学会第66回大会準備委員会
委員長 唐沢 かおり(東京大学大学院人文社会系研究科・社会心理学研究室)
大会情報
日程
2025年9月20日(土)・21日(日)
開催地
東京大学大学院人文社会系研究科(東京都文京区本郷7丁目3-1)
主催校
東京大学
大会準備委員会
委員長
唐沢 かおり
副委員長
村本 由紀子
事務局長
大坪 庸介
委員
稲増 一憲
鈴木 啓太
西田 公昭(立正大学)
尾崎 由佳(東洋大学)
大髙 瑞郁(東洋大学)
橋本 剛明(東洋大学)
清水 佑輔(成城大学)
協力
ロゴデザイン
宮本 佳子(追手門学院大学)