• 大会プログラム(Web版)はこちらをご覧下さい.冊子版は8月10日に全会員に発送済です.刊行後の変更や訂正はこちらのページと大会会場の掲示にてお知らせします.
    • 大会で正式に発表が認められた研究の論文集原稿を,大会発表論文集データベースで公開しました.

会員の申込・企画によるもの

研究発表(口頭・ポスター)

登録件数401件(うち口頭発表105件ポスター発表296件)→発表件数397件(うち口頭発表103件・ポスター発表294件)

自主企画ワークショップ

9/17 14:15~15:45
超高齢社会における社会心理学の役割(2)~高齢者を対象とする調査研究からの貢献~@E号館102

9/18 15:45~17:15
親密な関係の闇を捉える~DV、DaV、そしてストーキング~@E号館102
「隠す」心理を科学する―欺瞞的コミュニケーション研究の最前線―@E号館206
社会心理学における「産学連携活動の意義」を問い直す@社会学部202
次の災害リスク研究を考える:東日本大震災、福島第一原発事故を踏まえて@H号館201

Invited Lecture

1st Day (9/17) 16:00-17:30 Dept. of Sociology 101

Lakens_profile
Dr. Daniël Lakens (Eindhoven University of Technology)

Towards a reliable and cumulative psychological science

Recent events have led psychologists to acknowledge that the inherent uncertainty encapsulated in an inductive science is amplified by problematic research practices. In this presentation, I will discuss the challenges our scientific discipline faces to improve the way we work, and provide practical recommendations to facilitate cumulative science based on recent developments in statistics, methods, and open science.

動画

(科研費挑戦的萌芽研究「社会心理学研究の再現可能性検証のための日本拠点構築」による招聘)

準備委員会企画シンポジウム

1. 政治態度や規範の探求をめぐる社会心理学と政治学の対論

共催:日本選挙学会

大会2日目(9/18) 12:15~13:45 H号館201
(オーガナイザー:稲増一憲(関西学院大学))

河野勝(早稲田大学)・亀田達也(東京大学)

社会心理学と政治学は社会調査や実験などの方法論を共有しており,意思決定や規範など,研究関心が重複する部分も大きい.近年では,社会心理学において注目を集めているJonathan Haidtらの道徳研究がイデオロギーという政治学における中心的な概念のひとつを扱っている.このように方法論や研究対象を共有する社会心理学と政治学であるが,両者の大きな違いとして,ユニヴァーサリズムを志向する社会心理学と時代的な文脈を無視することはできない政治学という対照関係が存在する.今回のシンポジウムにおいては,両者の対照関係を浮き彫りにするとともに,それを乗り越えた学際研究の可能性について考えてみたい.

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2. 比較することの意味と意義-社会心理学と比較認知科学の新たな接点を求めて-

Why we compare: Exploring new frontiers for social psychology and comparative cognitive science

共催:日本動物心理学会

大会2日目(9/18) 12:15~13:45 社会学部201
(オーガナイザー:石井敬子(神戸大学)・友永雅己(京都大学))

菊水健史(麻布大学)・友永雅己(京都大学)・大平英樹(名古屋大学)・増田貴彦(University of Alberta)

「われわれはどこから来たのか,われわれは何者か,われわれはどこへ行くのか」.この問いに対し,比較認知科学は,ヒトや他のさまざまな動物の認知機能を調べ,それらを比較し,さらには発達による変化をも含めた検討をすることで,その系統発生や個体発生についての興味深い知見を見出してきた.これらの知見は,心の社会性を明らかにしていこうとする学問領域の1つである社会心理学にも多大なインパクトを与えうる.一方で「社会的動物」としてのヒトを想定するならば,その社会性を比較認知科学がどのように扱っていくのかは,重要かつ興味深い問題である.本シンポジウムの狙いは,これらの分野において共通して存在する「比較」に着目し,互いの分野におけるその意味や意義を明らかにしながら,どのような新たな接点が可能なのか,さらにその接点の先にはヒト(人)の本質にかかわるどういった解決すべき課題があるのかについて議論することにある.

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準備委員会企画ワークショップ

1. 社会心理学を、英語で教えてみませんか?

大会1日目(9/17) 14:15~15:45 H号館201
(オーガナイザー:大坪庸介・アダム・スミス(神戸大学))

中島健一郎(広島大学)・一言英文(京都大学)・アダム スミス(神戸大学)・大坪庸介(神戸大学)

現在、大学教育の英語化が求められている.社会心理学会の会員の中にも、社会心理学を英語で講義する予定がある方・そのような要請がある方もいらっしゃるのではないだろうか。このワークショップでは、英語による社会心理学の授業の例(日本人学生だけを対象にした講義、留学生を含む英語力に差のある学生を対象とした講義)をとりあげ、英語で社会心理学の講義を行うことのメリット、デメリットを考えてみたい。

また、実際に英語による講義を支援するために、(1)英語と日本語を併記した教科書、(2)典型的な実験結果の英語による説明の例、(3)ノンネイティブによる英語での授業を補完するためのインターネット上の動画資料の紹介を行う。授業支援につながる資源の紹介を通じて、日本における社会心理学教育の英語化に貢献したいと考えている。
作成された教科書を利用した教育実践の協力者を募集しています.詳しくはこちらをご覧いただき,企画者にコンタクトをお取り下さい.

2. 次世代学際研究への社会心理学の挑戦

共催:日本パーソナリティ心理学会

大会1日目(9/17) 16:00~17:30 H号館201
(オーガナイザー:平井啓(大阪大学)・通訳:福沢愛(関西学院大学・神戸大学))

Antonio Terracciano(Florida State University)・権藤恭之(大阪大学)・福田早苗(関西福祉科学大学)・唐沢かおり(東京大学))

日本学術会議、心理学・教育学委員会(2010)から,「心理学は,「内観としてのこころ」に正面から向き合う唯一の実証科学として,脳研究,ロボティックス,ゲノム研究など,こころに対する多様な科学と連携し,こころの科学の「扇の要」としての役割を果たしていくべきである」,「臨床(応用)と学問(基礎)の連携を強め,日々の暮らしに根ざした問いから研究を発掘し,心理学研究の成果を人々の暮らしに役立てていくべきである」という提言が出されている.このような他分野との連携や基礎と実践の連携への要請は,社会心理学おいても求められているが,個々の研究者レベルにおいて十分な取組ができているとは言いがたい.

そこで本ワークショップでは,学際研究において,(1)心理学のDisciplineがどのように貢献したか?あるいはどのような点で限界を感じたか?(2)他分野の知見・方法論を用いることがどのように心理学のDisciplineを発展させたか?あるいはそれに困難を感じたか?(3)学際研究を行なう際の研究者として他分野の研究者との付き合っているかについて,社会心理学の分野およびその関連領域において「学際的研究」を行っている第一線の研究者がそれぞれの経験を紹介する.それをシーズとし,ワークショップでの議論を通じて体系的,明示的にまとめていくことで,日本の社会心理学における学際研究の進展と日本学術界における社会心理学のプレゼンス向上への貢献を図りたい.

総会

大会1日目午後に開催します.

懇親会

大会1日目の夜19時より,宝塚ホテル宝寿の間にて開催します.会場までは直通バスを運行します.イベントとしてアイディアインキュベーションセッション(IIS)を実施します(詳細はこちらをご覧下さい).

常任理事会・理事会・編集委員会・学会賞選考委員会

2016年9月16日(金;大会前日)に開催します.詳細は別途ご連絡いたします.

関連イベント

新規事業委員会企画

こちらをご覧下さい.参加は要事前申込・定員50名(現在はキャンセル待ち受付のみ)です.

日本パーソナリティ心理学会・アフターカンファレンス企画
(日本社会心理学会 共催)

パソ心アフターカンファちらし最終版統計セミナー「心理学研究におけるサンプルサイズ」

日時:2016年9月16日(金;大会前日) 10:00-12:00
開催地:関西学院大学上ケ原キャンパス 社会学部2F 202
企画・マネジメント 村井潤一郎(文京学院大学)
会員資格を問わず来場自由・予約不要・参加費無料
問い合わせ: jspp2016kandai(at)gmail.com

「認知心理学研究におけるサンプルサイズ設計」井関龍太(大正大学)
「臨床心理学研究におけるサンプルサイズ設計」国里愛彦(専修大学)
「社会心理学研究におけるサンプルサイズ設計」山内香奈(鉄道総合技術研究所)
「発達心理学・教育心理学研究におけるサンプルサイズ設計」宇佐美慧(筑波大学)

量的データに基づく心理学研究を遂行するうえで,サンプルサイズをいくつに設定するかという点は,研究結果を左右する重要な要因の1つである。しかしながら,データ収集前に何らかの方法でサンプルサイズについて決定するといった試みは,ほとんど行われていないのが現状であろう。一方,国際誌においては,サンプルサイズ設定の問題やその根拠によってリジェクトされる趨勢も見られるようになってきた。本企画では,具体的な研究例を取り上げながら,サンプルサイズ設計の実際について,認知心理学,臨床心理学,社会心理学,発達心理学,教育心理学,それぞれの領域ごとに解説していく。

院生リーグ

学会や大会と直接の関係はありませんが,大会と近接して開催されることの多い大学院生によるイベント.今年は大会翌日の9月19日(月・祝)に下記の通り開催されます.詳細はこちら

日程:2016年9月19日(月・祝)
時間: 11:00開始 16:15解散
場所: 大阪大学豊中キャンパス 大阪大学会館
参加費: 未定(例年1000円前後)