春の方法論セミナー

日本社会心理学会 春の方法論セミナー あなたの実験結果、再現できますか?:false-positive psychologyの最前線

日時

2014年3月17日(月) 13時~18時(予定;12時半開場)

会場

上智大学四ツ谷キャンパス3号館5階521教室

参加費

無料(事前予約不要;会員以外の参加も可)

概要

ここ数年、社会心理学における複数のスキャンダル(e.g., Stapel scandal, BemやBarghの追試研究を巡る騒動)がきっかけとなり、再現できない結果の蔓延という問題がクローズアップされ、実験社会心理学の妥当性に疑問が投げかけられるようになってきました。一連の流れの中でも、特に注目すべきは、たとえ意図的なデータ捏造が行われないとしても、社会心理学者が当たり前のように用いてきた研究手法が、低い再現性問題の大きな源泉であることが知られるようになって来たことです(e.g., Simmons et al., 2011)。
今回のセミナーでは、再現可能性の問題を巡る一連の経緯を紹介し(竹澤)、続いてこの問題に対する心理学諸領域における最新動向を報告します(大久保)。そして、平均的な社会心理学者が深く疑うことなく用いてきた研究/分析手法から、いかに再現性の低い結果が生み出されるのかを紹介します(岡田)。

概要説明(清水裕士・広島大学) 資料 動画
社会心理学における再現可能性問題の概要(竹澤正哲・北海道大学) 資料 動画
再現可能性問題に対する諸関係領域の動向(大久保街亜・専修大学) 資料 動画
仮説検定における再現性の問題と新たな方法論(岡田謙介・専修大学) 資料 動画
質疑応答 動画

セミナー全体の動画(上記5つの動画をまとめたリスト)はこちらをご覧ください.

企画

日本社会心理学会新規事業委員会

司会

清水裕士(広島大学)